はじめに
SEやプログラマーといったIT業界に転職する時に使える志望動機の書き方のポイントや例文をご紹介します。
未経験の方にも参考になるように、IT業界の業務内容や適性についても解説しています。
志望動機を書く前の準備
未経験の方は、まず業界研究から始めましょう。IT業界の全体像を把握して、自分はどのような業務をしたいのか、どの職種に適性があるのか、理解を深めることができます。
IT業界は、大きく4つに分けられます。
●インターネット業界・Web業界
Webサイトページや広告を制作・運用するお仕事です。
WebディレクターやWebデザイナーといった職種があります。
●ソフトウェア業界
コンピューターを作動させるための基本ソフトウェアのOSやアプリケーションソフトの開発・運用を行います。
システムエンジニア(SE)やプログラマーといった職種があります。
●情報処理サービス業界
情報処理業界の企業は、情報システムやWebサイト上で利用されるサービスの開発・運用までを担い、「システムインテグレータ(SIer)」とも呼ばれます。
このような情報システムは、わたしたちの生活を支えるインフラとして、なくてはならないものであり、IOTやビッグデータの進歩によって、ますます成長している業界です。
●ハードウェア業界
家電製品や機器といったハードウェアの中に搭載されている小型のコンピュータのプログラミングに携わる業界です。
【IT業界の適性】
IT業界は、パソコンに向かってひたすらもの作りをするという印象があるかもしれません。ですが、Webディレクターやシステムエンジニアといった職種では、様々なプロジェクトや部署に関わるため、コミュニケーション能力やマネジメント能力が求められます。
→IT・Web業界の転職サイト レバテックキャリア
志望動機を書く時のキーポイントは、自己分析!

志望動機で何を書いたらいいかわからないという人は、自己分析ができていないのではないでしょうか。
わたしが志望動機を書く時に、一番力を入れたのが、「自己分析」です。
自己分析をすることで、「なぜ前職を辞めたのか」という原因が明確になり、次にやりたい仕事の方向性を決める軸が見つかります。
その上で、IT業界の特徴や職種の適性を把握した内容と照らし合わせて、「自分はどの業界で、どのような職種で、どんな仕事をしたいのか」を明確にしていきましょう。
→未経験からプログラマ 完全無料の転職サイト ProgrammerCollege
IT業界の志望動機の書き方

志望動機の書き方のポイントをご紹介します。志望動機は、以下の3つのテーマで構想していきます。
①志望する理由:書き出し
②理由の根拠:本文
③その会社でなければならない理由:まとめ
続いて、各項目のポイントを詳しくご紹介します。
①志望する理由:書き出し
一番はじめの「書き出し」の部分で「志望する理由」を書きましょう。志望動機を書く上で最も重要な部分が、この「書き出し」の部分に当たります。なぜかというと、志望動機の中で一番はじめに読まれる部分だからです。
②理由の根拠:本文
書き出しに続いて、「本文」を書きます。ここには志望する理由の根拠を具体的に書きましょう。根拠を書く際、きっかけだけを書くと、ありきたりな志望動機になってしまいます。そうならないために、「将来はどうなりたいか」と長期的なキャリアを含めることで、説得力が増します。
③その会社でなければならない理由:まとめ
最後に「まとめ」の部分として、その会社でなければならない理由を書きます。
企業側から見ると、志望者の熱意を測ることのできる部分に当たります。
志望する会社についてあまり知らないのに書いてしまうと、他の企業の応募にも使い回しできるような志望動機となってしまいます。
そのような志望動機では、企業側から見ると、「どの会社でも良いのか」と、あまり良い印象を抱かないでしょう。
志望する会社について理解を深めるために情報収集をしましょう。企業のホームページで会社の沿革・事業内容を調べたり、実際にその企業の製品を使ってみたり、志望する会社や業界に関するニュースを調べたりすることで、情報を集めることができます。
以下の例文は、志望動機の3つのポイントを抑えて書いたものです。志望動機を書くときの参考にご紹介します。
「志望する理由は、最新の技術を取り入れ、グローバルな環境で仕事ができるところに魅力を感じたからです。
海外の最先端の技術に触れながら、エンジニアとしてスキルアップしていきたいと思っています。
貴社は海外に拠点を持ち、新しい技術の開発に積極的に取り組む体制が整えられていると伺いました。新しい技術を開発し、貴社を通して社会貢献していきたいです。」
→IT・webエンジニア転職サイト GeekOut
未経験の人向けの志望動機の書き方
未経験からIT業界に転職する際、志望動機をどのように書いたら良いか悩みますよね。
ここでは、わたしが未経験でIT業界へ転職する際、志望動機を書く時に気をつけたポイントをご紹介します。
①今までの経験をどう活かせるか
未経験の方は、前職での業務で身につけたことなどを、志望する業界・職種の特性や適性とつなぎ合わせてアピールしましょう。
②IT関連の勉強をしていることを伝える
経験に基づいた志望動機は、説得力があります。プログラミングについて勉強していることや、独自にアプリ開発をしていることなど、実際に取り組んでいることを、志望動機の内容に含めましょう。
③活躍のために自己研磨する姿勢
実務経験や勉強が足りない場合は、ゼロからのスタートになります。IT業界は他の業界と比べ、スキルを身につけるのに時間がかかり、日々IT技術自体も進化していきます。自ら学ぶ姿勢を持っていることを志望動機に盛り込みましょう。
まとめ
IT業界に転職する時に使える志望動機・例文をご紹介しました。
未経験の方でも、前職での経験を活かしながら、IT業界で活躍したいとアピールすることで、志望動機に説得力を与えることができます。
自己分析や企業・業界研究にしっかりと取り組むことができれば、志望動機をしっかり書くことができます。
ご紹介した志望動機の書き方のポイントを参考にしてみてください。

