面接対策 自分の強みと弱みをプレゼンテーション

※アフィリエイト広告を利用しています
転職

面接でよく聞かれる質問として、「あなたの強み・弱み(長所・短所)」というものがあります。意外とわかっているようで、わからないのが自分の強み・弱みだと思います。面接に進むことができるのは貴重な機会なので、準備不足で失敗しないように、この記事で要点を伝えていきますので、是非参考にしてください。

面接で強み・弱みを聞く意味

面接官も意図意味を持って、質問をしています。なぜこのような質問をしているのかというと、どのような姿勢で仕事に向き合っているのか?あなたの仕事の実績を自分でどのように評価しているのか?その実績や考え方は自分たちの企業でも通用するのか?という部分を見ていると思ってください。

ただ言われた仕事をこなすような指示待ち人よりも、自分で考えて効率的に仕事をしている人の方が採用したいのは明らかだと思います。

その「自分で考える」という部分をどれだけ客観的に分析しているか?をしっかりと見ています。

客観的な自己分析とは?

客観的な自己分析とはどのようなものでしょうか?ポイントとしては、

  • 数字を用いた事実が含まれている
  • 他者からの評価が含まれている
  • 自己分析ツールなどの学術的な表現が含まれている

というものがあります。

あなたが「人一倍の根性があり、負けず嫌いです」という強みを思い浮かべたとしましょう。私が面接官だったら「それ本当?」と思います。

根性があり、負けず嫌いだという証拠や仕事の実績はどのようなものがあるでしょうか?「同期20人が営業部に配属されておりましたが、飛び込み営業を新人の目標値の1.5倍の件数となる1日30件を目標に1日もかかさずに達成しておりました。またやみくもに飛び込むことなく、先輩や上司からその日のフィードバックをもらうことで、営業の精度を上げることで最優秀新人賞を獲得する契約実績も掴むことができました。」

飛び込み営業だけでもストレスがかかる仕事なのに、続ける根性がある人だな。また負けず嫌いな性格で、勝つために先輩の意見を取り入れる柔軟さもあるな。新人なので最初は効率的ではなかったかもしれないが、数をこなすことで営業成績にもつながった努力家だな。このように想定ができます。

他にも、「先輩からの評価としては、新人の中で最もフィードバックの時間を取りに来た真面目な人という評価をいただきました。スキルや知識のある方と一緒にPDCAサイクルを創ることで効率的な営業方法や、詳細なトークを短期間で磨くことのできた要因の一つです。」という他者評価を取り入れることも可能です。

最後に私が個人的に取り入れている「ストレングス・ファインダー」という才能診断ツールを自己分析に取り入れることをおすすめしています。

「私にはストレングス・ファインダーという診断ツールで達成欲という才能を持っています。何かのゴールを達成するためには、あらゆる行動をして達成しようという貪欲さがあります。仕事でも最優秀新人賞を掴み取るというゴールに向けて、飛び込み営業やその後の商談までひたむきに自分のスキルを磨き、契約をしていただく努力をしてきました。結果として同期の中では常にトップの成績を収め、3年の間、誰にも営業成績トップを譲りませんでした。」

診断ツールには、膨大なビッグデータから作られた普遍的な答えがありますので、その結果と自分の行動の関連性が説明しやすくなります。

このように、面接官に「本当なの?」から「なるほど!」と思ってもらえるような説明をすることを心掛けるようにしましょう。

強み・弱みを説明する方法

先に上段で具体例を記載しましたが、面接時に強み・弱みを説明する順序にもポイントがあります。仕事で成果を出している人は上司や先輩に指導されたこともあると思いますが、

「結論から先にいう」という大切なポイントがあります。

人は長い物語の最後に結論を持ってくると、途中の内容しだいでは頭の中で整理がしきれなくなることがあります。映画や小説のように、プロの脚本家レベルまでストーリーを作り込み、話すことが上手なのであれば別ですが、ほとんどの人の話には相手をワクワクさせる、惹き込むような話し方ができません。

ビジネスにおけるプレゼンの基本であり、極意でもある重要なポイントは結論から話を始めることです。

2つ目のポイントは結論で話したことを裏付ける理由です。
理由と言ってしまうと、少しニュアンスが違うのですが、大切なことは「理由=どのような業績を出したか」ということです。

○結論
「私は人一倍の根性があり、負けず嫌いです」
○理由
「私は小さなころにリレーで負けたことがあり。。。。」

結論を裏付ける理由を説明している人にお会いしたことがあるのですが、反応にとても困ってしまいました。たしかに人生において重要な部分でもあるのですが、採用面接で話す内容としては少しずれていると感じませんか?

強みを駆使して、どのように業績を出したのか?というエピソードを理由の部分に盛り込むことで、面接官に「なるほど!」と思ってもらうことが可能になります。

弱みを質問された場合

逆に弱みに関する質問も定番です。自分の弱点を客観的に把握し、どのように対処をしているのか?これは重要な評価ポイントの一つになっていると私は思います。というのも、強みと弱みは表裏一体だからです。

「人一倍の根性があり、負けず嫌いです」

このような人の短所はなんでしょうか?朝が弱いことでしょうか?優柔不断なところでしょうか?

強みと弱みは表裏一体なので、「仲間との協調性に欠ける」「競争意識が激しい」というニュアンスの表現がしっくりきませんか?

これは私のことでもあるのですが。苦笑
新人の頃はこの性格に大変苦労したことを覚えています。ですが、主任に昇進したことで、チームの成果を追うようになり、弱点を克服する必要が出てきました。

「私は負けず嫌いな性格のため、意図していなくても競争心が表面に出てしまい、相手から壁を感じられるという短所がありました。好きな仕事に全力を注ぐことで、他人が迷惑に感じるということを知り、主任になってからは営業成績の良い先輩からはスキルを盗み、私よりも成績の低い人には自分の知識を提供する時間を意識的に作ることで、チームの全員が数値達成するようになりました。また、自分の知識を提供するときも、押し付けに感じる人がいると事前に先輩からヒントを頂いていましたので、なるべく相手に合わせて自分の伝え方を変えるように心がけています。」

このように、自分の課題をどれだけ把握しているのか?自分を雇うことでのリスクはなにか?そのリスクをどのように小さくしようとしているのか?を簡潔にまとめることで、面接官の印象も大きく変わります。

人には強みと同レベルの弱みがあります。光が強ければ影も強くなるというイメージです。人よりも寡黙でコミュニケーションが苦手な人は、人の何倍も思慮深いことが多いのです。

このように弱みの部分では、強いを発揮したときの弊害や苦労の実体験を思い出すことで、表現できる内容も変わってくるのではないでしょうか。

まとめ

今回は少し長くなりましたので、強み・弱みのプレゼンテーションのポイントをまとめました。他にも弱みで伝えてはいけないワード集や、強みをプレゼンテーションする時の注意点(整合性)などがあるのですが、別の記事でまとめたいと思います。

今回の記事で強み・弱みに向き合って、自己分析が捗ることを願います!
転職活動、がんばってください!