皆さんこんにちは、今回も記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事を読んでくださっている方の中にはうつ病を発症した為に仕事を辞め無職になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も精神疾患が理由で退職を決意し、無職になる経験をしました。その経験をしたからこそ分かることですが必ず「焦り」を感じるのがうつ病と無職の特徴です。今回かそんな焦りを感じている方に向けた記事になります。
うつ病とは

そもそも、うつ病とはどんな病気なのでしょうか。うつ病という言葉はよく耳にするようになりましが、実際の症状を知らない方はたくさんいます。まずはうつ病についてご説明しますね。
【うつ病】とは心と体両方に症状が出ることで日常生活を送ることも困難になってしまうので簡単に治る疾患ではありません。
心に出てくる症状として
- 長い間続く抑うつ状態
- 不安や焦る気持ちが強い
- 自分のことを責め続ける
- 今まで興味のあったことに全く関心がなくなる
- 文字が読めなくなる
- 感情の起伏が激しい
体に出てくる症状として
- 睡眠障害(不眠または過眠)
- 食欲低下
- 動悸
- 倦怠感
- 何日も続く体の怠さ
このような症状が見られることでうつ病と診断される事があります。
うつ病が知られるようになってからも、「うつ病は気持ちの甘えだ」なんていう人がたくさんいるのは事実です。しかし、うつ病は脳の機能障害により起きている疾患のため、列記とした疾患であることをたくさんの人に知ってもらう必要があります。
うつ病が原因で無職になる理由

うつ病が原因で無職になる1番の理由はなんだと思いますか?仕事を辞める原因として1番多いのはやはり「仕事を続ける事が困難になったから」です。このうつ病による退職は自分から申告し辞める場合と、主治医からの診断で仕事を辞めざるを得ない場合、企業側から退職の話を持ち出される場合の3パターンがあります。
自分から仕事を辞める場合
私の場合、精神疾患を患い仕事ができる状態でなくなった時にまずとった選択肢は「休職」でした。退職となるとこれからの生活も考え中々行動に移せなかった私はまず休職という形を取り、休むことにしましたがこの選択肢の段階で「退職」を選択する方ももちろんいます。これ以上この仕事を続けていく事は無理だろうと思ってしまうと中々前向きに物事を考える事は難しくなるのもうつ病の特徴です。基本的にネガティブ志向になってしまう事が多いうつ病ですが、仕事にも集中出来なくなってきた自分自身に嫌気がさし自分を責めてしまう事でその時の感情で仕事を辞めてしまうケースは少なくありません。
主治医から退職を勧められる場合
うつ病と診断されるとおそらく主治医からはまず「療養する事」と指示を受けるでしょう。その指示を受け、仕事を退職する方も多いです。主治医に言われるまでは仕事を辞める事は考えておらず、まだ働けると頑張ろうとする方はとても多いです。しかし、病院の先生の言う事はきちんと聞いておく方が回復は早いと思います。私も休職後、結局主治医の診断や説明を受け退職をする形を取りました。
会社側から退職の話を持ち出される場合
場合によっては会社側から退職の話を持ち出されることもあるでしょう。うつ病になる事で以前まで普通に出来ていた仕事だったはずがミスが増えたり集中出来なかったり、相手と話をする事ができなくなってしまう事があります。そう言う状況が続いてしまうとどうしても仕事を続ける事が困難だと判断され退職の話を持ち出されることもあると言う事は知っておいた方が良いかもしれません。
無職になることで起きる変化

無職になってしまうと、自分自身にどのような変化が起きてしまうのか、気になりますよね。お金や将来についてなどいろいろな不安があると思います。
居場所がないと思ってしまう
「自分には居場所がない」そう感じた事はありませんか?特にうつ病などの精神疾患を抱えている方は家にいても外に出ても「居場所がわからない」と思ってしまう事が多いです。自分自身が今まで1日の半分以上いた居場所は職場だったと思います。その職場がなくなってしまった時にポツンと取り残されてしまった気持ちになってしまうのです。
金銭面での不安
金銭面での負担は不安は毎日のように考えてしまいますよね。私も仕事を辞めて1番の悩みはずっとお金でした。精神疾患が理由で仕事を辞めたのに、毎日お金のことを考えストレスは溜まっていくばかりです。失業給付のしたとしても例外を除いてはすぐに支給されるわけではありません。そのことを考えると生活費などの不安は働き始めるまで消えません。
社会復帰に対する焦り
これは退職後に関わらず休職中にも感じることの多い気持ちです。休んでいることをいけないことだと感じ早く社会復帰しないといけないと思ってしまう事があるのです。この気持ちは全くおかしいことではなくて今まで働いてきた方だと誰でも感じる気持ちです。しかもうつ病を抱えていると自分のことを責めてしまいがちになってしまい、焦る気持ちばかりが増えてしまい症状の悪化にも繋がってしまいます。
自分を責める気持ちばかり募る
うつ病の方は特に自分のことを責めてしまい、周りにいつも申し訳ないと罪悪感を抱いていることと思います。私も常に社会に申し訳ない気持ちや家族に申し訳ないと言う気持ちを抱き「自分はいなくなった方が良い」と思う事が増えたのも無職の間でした。無職になると時間は有り余るほどあり、たくさんの悩み事を考えてしまう原因にもなってしまいますよね。
うつ病で無職になり転職を考えている人へ

うつ病で無職になったけど、退職を考えているという方にお伝えしたいのは「焦らないでほしい」という事です。私は精神疾患を発症し焦る気持ちと常に隣り合わせで生活してきましたが、焦って行動したことに良い事は1つもありませんでした。焦って転職先を決めた時にも3ヶ月で症状が深刻化し、入院する事になった経験もあります。仕事をしないと自分以外の人に迷惑がかかると思う気持ちは痛いほど分かり、収入を得る事で自分自身の気持ちも楽になることも共感できます。しかし、仕事を長く続けていく為にも心配してくれていた人たちを安心させる為にもまずはあなたの回復が1番です。
精神疾患を理由に失業した場合はいろんな制度を利用する事が可能です。まず、転職を考える前に制度をうまく利用して給付金を得ることから考えてみましょう。
まとめ

いかがでしたか?今回は無職に関する不安や焦りについてとうつ病になって無職になった場合の変化についてお話ししました。
うつ病が理由で無職になった方はあなただけではなく決しておかしいことではありません。ゆっくりと今後について考えていき自分の心の健康を1番に考えていきましょう。


