転職をする際に上司への相談はしたほうが良いのか?私の体験談をお話しします!

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転職

転職をしたい、もしくはしようとしている、そんな状況でも
会社の人には相談したほうがいいの?
突然辞めるといって迷惑が掛からない?
と思い上司に話すことをためらっているということはありませんか?

そもそも、転職活動を相談する、と言っても転職をするつもりの人、転職活動中の人、すでに内定をもらった後の人、等状況も様々あります。
また、会社の雰囲気や上司との距離感により対応方法を変えていく必要もあります。

この記事では2度の転職をした私の体験談と、世間一般的に注意したほうが良いことを交えて書かさせていただきます。
同じ経験をした私の体験談を読んで頂くことで、みなさんの心が少しでも軽くなり、
転職に関する悩みを解決するきっかけになればと思います。

実際わたしも言うべきタイミングを見計らい、おおげさな話ではなくその日のために1か月前から準備をしたり日数を待ったりしたぐらいです。

この記事では、
・世間的に上司に相談することに悩まれている方の一般的な意識、
・それを踏まえたうえでの転職の際の注意点、
・私の体験談という具体例を用いた説明
という構成でみなさんにお伝えしていきたいと思います。

まずなぜ上司に相談することに躊躇する人が多いのか?

上司に転職や退職の相談をすると、大抵は説得され、引き留められます。
なぜならば、それが、上司の仕事だからです。
管理者の評価の一つに、部下育成力があります。
上司は、部下が良いパフォーマンスを発揮できるように期待されており、
部下から転職や退職の相談を受けた際には「説得・引き留め」をすることが世の中の大半の会社の方針です。

また単純に人手が足りないため引き留めに合う、ということもよくあります。

この引き留めをされる、もしくは退職の際になにかしらゴタゴタが起こるかもしれないということが相談を見計らうことになる大半の理由になると思います。

あなたの堅い決意も上司の必死の説得により揺らいでしまうことがあるかもしれない、ということを念頭に置いたうえで周到に準備をすべきですね。

ではどのように準備をしたらよいのか、を次節より述べていきます。

→キャリアアドバイザーによる転職サポート【パソナキャリア】

転職について報告・相談をする際に気を付けるべきこと

注意点と言ってもあなたの状況により気を付けることは変わってきます。
わたくし個人的には
「すべての転職活動が終わってから相談すべき」
という持論がありますが、それぞれの事情もあるので変わってくるはずです。

それでは状況ごとの対処法についてみていきましょう。

①転職をしようと奮起した際、または転職活動中の際

基本的にはそのような状態で相談をしても必ず引き留めの説得をされます。
そのためあなたの転職の動機が何かによってここは決まってきます。

・会社の待遇面に不満がある場合


その際は一回相談してみたほうが良いと思われます。
会社としては基本的には人材に減ってほしいと考えていません。
なぜならいままでにあなたに掛けてきたコストや
新しい人材を雇うためのコストを念頭に置くからです。
ここで交渉をすることであなたが抱えている待遇が改善される可能性もあります。

・人間関係が原因の場合


この場合は相談をしないほうがGoodです。
わたしの知り合いの話では、相談をしたところ退職日まで職場で無視を食らったり
史料編纂室の整理等扱いが雑に変わってしまうことがあったようです。
完全に次の会社が決まるか、退職してもしばらくは生活していける見立てが
ある場合のみ報告するようにしましょう。
相談でありません。「報告」です。

・ほかにチャレンジしたい仕事がある場合


この場合は、上司との関係により変わってきます。
上司との信頼関係があり、あなた自身も上司を慕っているのであれば、
このタイミングでも相談をしたほうが良いかもしれません。
会社としては、辞める意志が固いのであれば、新しい人材獲得に動いたり
事務処理を行いたいため少しでも早く知りたいはずです。
そのような関係であれば、上司はむしろ人生の先輩でもあるので
キャリアに関して相談に乗ってくれることもあるかもしれません。
  
逆に上司との関係性がそこまでの場合は、あまり言わないほうがベターです。
そのことがきっかけで逆に悪印象を持たれてしまう可能性もあるでしょう。
転職活動の際に休暇を取得しにくくなる等の足かせになる可能性があります。

②転職活動後、内定受諾後

基本的にはなるべくはやく伝えたほうが良いです。
その際には以下の注意点を意識してみるといいはずです。
注意点に関しては以下の4Wを意識してみてください。

WHO:基本的には直属の上司に対面で言うようにしましょう。


後から、相談の経緯が上司の耳に入ることもありますし、その状況を「自分は信頼されていない」という解釈をする可能性があります。
きれいに退社できるように会社の上下関係は意識しましょう。

そのため、同僚や仲のいい動機にも基本的は言うことはNGです。
    
※対面でいう決心がどうしてもつかない場合は、あらかじめ前日などにメール等で「明日大事な話がある」とだけ伝え、フラグを立てておくと対面したときにいいやすくなります。自分自身にも先延ばししようとする気持ちにストップをかけることができます。

WHERE:引き留められる可能性が高いので     基本的には周りに誰もいない場所で、上司と1on1で話すること


ただし「明日大事な話がある」と事前にメールすることで転職を察知する上司であれば、他の社員を侍らすことも考えられます。
「明日、上司にだけ話したい大事なことがある」というふうに話しておきましょう。
またはほかの社員がいない場所やタイミングを見計らいましょう。

WHEN:退職日間際はご法度。必ず余裕ある日程を段取りましょう!

厳密に言えば、14日前に退職届を提出すれば法律上は退職することができます。
その反面、業務の引き継ぎの時間が十分にとれないなど、今の職場やメンバーに迷惑がかることがあります。
基本的には1か月前には直属の上司に話すようにしましょう。
    
※1か月前、ということは守りながら○○月○○日に退職したい、と具体的に伝えるとお互いビジョンが共有できスムーズに進みやすいです。
私の場合は、翌月の給料日の締め(15日)というキリのいい日程を提示しました。
お互いの希望を通しつつ会社にとっても気配りをしている感じを演出しましょう。

ただし、今すぐに辞めたい、会社の人と顔も見合したくない、というような方も
きっといると思います。その際は近年では「退職代行」というようなサービスが
台頭してきていますので、そちらを利用するのも手でしょう。
 
 

WHY:なぜ転職をするのか、ここは上司との関係や会社の方針から最も引き 留められにくい理由を言いましょう。

一番引き留められにくい理由としては、「ほかにもっとやりたい仕事が見つかった」がベストです。
わたしの知り合いや友人も内心給料や休暇を念頭にはおいていますが、上司に相談する際には上記の理由を述べたそうです。
なるべく円満退社で済むことに越したことはありません。
会社に対するネガティブな理由を伝えることはなるべく避けたほうが良いでしょう。

また大事なポイントは、「会社を辞めます。○○月○○日を最終出社日として考えております。」と結論から述べるようにしてください。
理由に関してはほうっておいても上司から聞いてきます。こちらからべらべら話すことや、間違っても、理由→結論(退職の意思)という順番で話すことはやめましょう。
なるべく短期決戦で済ませるようにしましょう。

2度転職活動を経験したわたしの体験談

わたし2度とも上司には事後報告というかたちをとりました。
つまり就職先が決まってから上司に報告をしました。
理由としては、1社目は上司との関係性が築けていないから、2社目はなるべくスムーズにことを進めたかったからということでした。

~1回目~

1回目の転職を決めた際は、特に会社に対して未練もなくむしろ会社に不満があったため転職を決めました。
そのため、土日以外にも平日に有給消化を行い転職活動を積極的に行いました。
2社目に内定をいただいた段階で上司に報告をしました。その際はぶっちゃけると上司との関係性が築けていないのもありまったく引き留められず「やっぱりそうきたか」という形ですぐに納得をしてもらいました。

~2社目~

2回目はなかなか苦労しました。
まず上司から日々「家族のような存在」「お前を一人前に育てる」という言葉を頂いていたのでこれは一筋縄ではいかないと思いました。
この会社には都合2度退職の意思を申し伝えております。
1度目は仕事がうまくいかず挫折、という意味で退職の意思を伝えました。
その際はやはり引き留められました。
上記のようにネガティブな理由をぶつけたこと、また上司との関係性も悪くはなかったこともあり、自らも納得したうえで引き止まりました。

2度目は1度目とは違い、本当にやりたい仕事が見つかり、その会社から内定をもらったためでした。
わたしは関係性が構築され信頼を頂いてるがゆえに、
平日の業務後や休日に転職活動をしていることが明るみに出ると
会社での立場が悪くなると考え、内定が出るまでは絶対に言わないでおこうと考えて行動しました。
会社では有休をとる文化もなかったため、平日での行動が多くなりなかなか隠しながら行うことに苦労しました。
勿論同僚にも誰にも話さないように完全に秘密裏に行動しました。

2度目の際には1度目と違い
・本当にやりたい仕事があるのでやめる、という相談ではなく「報告」をする。決意と熱意を込めて説明する。
・〇月〇日を最終出社にしたい、それを考え1か月以上前に報告をする。会社にとって最低限の給料支払いで済むようにこの日にしたい、と私は説明しました。(理由付け)
・スムーズに辞めれるよう、報告前から引き継ぎ資料の作成や荷物の整理に秘密裏に取り組む(準備)

以上を行ったところ、すんなりと辞めることができました。
おかげで形的には円満退社となり、元上司とは落ち着いた際にはご飯にも連れて行ってもらえるような、人生の先輩として今ではお付き合いをしております。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

以上を読んでいただいた方でしたらご理解いただけると思いますが、
絶対こうしたほうがいい!!というような必勝法はありません。
しかし「決意」「理由付け」「準備」さえ行えば、
たいていは円満に退社ができるはずです。

個々人で会社での立場、上司との関係、転職への動機等様々変わってくるからです。

転職活動は人生の大きな分岐点になります。
すこしでも納得をし、泥をかけるような形で退社をしないためにも、
自らがどのパターンに当てはまるのかを考えることが大事です。

そして最終的にどのタイミングで、どう相談するかを決めるのはあなたです。
自分の決心にしっかり自信を持てるよう考えることが大事ですね。