転職履歴書 書き方の基本

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転職

こんにちは。今回は転職活動中に必ずや用意するであろう履歴書について纏めていきます。

ひと昔前では手書きが当たり前とされてきた履歴書ですが、最近はタイプ打ちした履歴書もよく見かけるようになりました。少し検索するとブランクフォームはたくさん無料で手に入ります。それだけパソコンでの作成が一般的になってきています。どちらがより良いか・・まずはそこから解説していきます。

今だに手書き?それともパソコン作成?

「履歴書は手書き」が当たり前だったのは昔の話です。いまではパソコン作成の方が多いのではないでしょうか。パソコン作成の方が、修正も簡単で使いまわしもできますし何かと便利であることは間違いありません。

どちらが適切か、は一概には言えません。利便性を考えれば当然パソコン作成の方が良いに決まっていますが、今でもなお「履歴書は手書きのものを」と指定してくる企業もあります。その場合は応募企業の指示通りに手書きで用意します。ただ、私の経験上では手書きの履歴書を郵送してください、というところの方が現在は少ないように思います。万が一手書きを求められた場合でも、一度パソコンで作成しておくと、それを見ながら書けるので、まずは一度パソコン作成しておくのがいいかと思います。

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履歴書を書く時の項目別基本ルール

①日付

日付ですが、 履歴書を郵送する場合、ポストに投函する日を記載します。面接に持参する場合は、面接日を記載します。空欄のまま提出する人が多いので、必ず最後にチェックするようにしましょう。

尚、履歴書全体に言えることですが、年号と西暦、どちらでも構いませんが、全体として統一することが大切です。したがって、ここでの日付の書き方が西暦の場合は終始西暦で、年号の場合は年号で終始統一するようにしましょう。

②氏名・年齢・住所など基本情報

 氏名は戸籍に登録されている正確な氏名を記載します。既婚者の方で旧姓を使っている人も、履歴書には戸籍上の本名で書くようにしましょう。

例えば直近で離婚されて旧姓に戻す予定がある場合でも、正式には戸籍が書き換えられるまでは現在の姓を使用するのが正しいです。
逆に、これから結婚する人で、入籍前であれば現在の姓を書くことになります。

年齢は、先ほどの日付の時点での年齢を記載します。

住所は都道府県から書くようにしましょう。 番地の記載はハイフンで簡略せずに”何丁目何番地何号”という風に正式な形で書きます。マンション名部屋番号までも忘れないように記載してください 。

メールアドレスですが原則としてはパソコンのメールアドレスを記載します。
採用担当者から連絡がくることもあるのでマメにチェックしているもの書いたほうがいいでしょう。ただし、アドレスがプライベート感出すぎているものなどは転職活動には向かないので、あらたにgmail などフリーアドレスで転職専用のアドレスを取得して使うようにしてください。

③学歴

学歴欄は基本的に中学校卒業年次から記載します。高等学校、高校専門学校、短大、大学など最終学歴まで入学年次と卒業年次を書きます。専門学校や短大、大学などは学部や学科専攻なども記載するようにします。

途中で学校を辞めた場合はその理由も書きます。

間違いが多いのは、予備校や語学スクールは学歴に含まない、ということです。つまりこれらは履歴書には記載しないのが正解です。

留学した場合は、留学先の国名、学校名を記載した上で、”何を得るために留学したのか”を記載します。

例)”アメリカ合衆国 ●●●大学(姉妹校交換留学生として留学、英米文学専攻)”

JIS規格の履歴書の場合、学歴と職歴の欄が共通なので人によっては欄が足りなくなる場合があります。転職の場合、学歴と職歴であれば職歴を優先させましょう。ですので、職歴が多い人の場合、学歴を短縮して最終学歴のみ記載してください。

④職歴

職歴は原則、正社員として勤務した会社を全て記入します。 転職回数が多いと省略して書きたいという人もいますが、省略したりすることは好ましくありません。正直に記載しましょう。

記載順は古いものからです。
企業名の”株式会社”を㈱と略したりせず、正式名称で書きましょう。 

正社員以外の勤務については、( 契約社員)や(派遣社員)のように雇用形態を明確に書くようにしてください。派遣社員の場合、派遣元と派遣先、両方を記載します。アルバイトの経験については社会人になってからの就業期間が長いもののみ、記載するのが一般的です。短期間のアルバイトに関しては原則として記入する必要はありません 。

正社員としての経歴がない場合や、ブランクの間にアルバイトをしていた場合、やはり長期(1年以上)のものだけ記載します。短期(3ヶ月以内)のバイト歴を書きすぎるのはマイナスのイメージになることもあるので注意してください。

アルバイトから正社員になった場合、”正社員登用”というように、その旨が伝わるように書きましょう。

1つの企業に長く勤務した場合、履歴書が空白が目立ってしまう、悩みも聞きますが、その前は配属先の部署名や簡単な職務内容を書くことをお勧めします。

出産や育児でブランクがある場合は”長男出産、出産後育児に専念”などと書いてもいいですし、もしくはそのこに言及しなくてもいいかと思います。

家業を手伝っていた場合です、その家業が法人登録している企業であれば記載します。

⑤免許・資格

免許・資格の記載については、先ほどの通り西暦か元号か、履歴書全体の書き方と統一されることが大切なポイントです。また、免許・資格ともに正式名称で記載をしてください。

例)✖教員免許   ◎中学校・高等学校一種英語教員免許

また、応募企業での業務に関連する資格を記入しするようにしましょう。アピールになるようであれば、現在取得中の資格も書いてもいいと思います。逆に アピールにならないようなものであれば、必ずしも書かなくてもいいと思います。

⑥志望動機

JIS 規格のフォーマットなど、「志望動機」欄がありますが、個人的には履歴書の志望動機欄は必要ないようにも思います。なぜなら、職務経歴書と内容が重複する上に、かける分量も中途半端だからです。

また、自己 PR や志望動機は受ける企業ごとに内容を変える必要があります。履歴書にそれらを記載してしまうと、毎回毎回書き直さなくてはいけなくなるので、そういった点からもこの項目は職務経歴書に集中して記載したほうがいいと思っています。

志望動機や自己PR欄のない履歴書のフォーマットもあるので、それを利用するのがお薦めですが、もし志望動機欄のあるフォーマットを使用した場合は、職務経歴書に記載の内容を短めに纏めて記載するようにしましょう。

⑦趣味・特技

趣味や特技は、それほど重要でもないですが、面接で話題になったりすることもあるので空欄にはしないようにしましょう。ここからの話が弾むこともあるので単に興味があるものでいいので記入しておくといいかと思います。


必ずしも仕事に直結したことを書く必要はありません。基本的にはありのままの趣味や特技を書いてもらえばいいかと思います。

ただギャンブルに関する内容や、応募企業の労働条件と噛み合わない内容、また、政治や宗教に関する内容などは受け取り方が相手によって異なるため、敢えて書かないほうがいいかもしれません。

⑧本人希望欄

原則、”貴社規定に従います”という記載となります。
正直に、”年収何いくら以上”、”残業、転勤はできません”などと書く方がいらっしゃいますが、マイナス評価につながる可能性があるためあまりお勧めはできません。

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手書きで書く場合の注意点

手書きで書く場合は黒のボールペンで記入するようにしましょう。字は綺麗なのにこしたことはありませんが、うまい・下手よりも丁寧に書くことが最も重要です。もし間違えてしまった場合は、修正液や修正テープを使用せず、面倒ですが新たな紙にもう一度はじめから書くようにしましょう。

まとめ

履歴書のフォーマットは様々ありますので、まずは自分に合ったフォーマットを選ぶ、ところから始めましょう。私であれば先ほども書いたとおり、「志望動機」や「自己PR」の欄が無いものを選び、そこに使う労力は職務経歴書にそそぐかな、と思います。

また、言うまでもないですが誤・脱字・汚れなどが無いものであることが前提です。目を通してくる企業の方に失礼のないよう、しっかりと見直しをしてください。

最後に、履歴書の作成は意外と時間がかかります。一からの作成だと2~3時間、場合によってはもっとかかるかもしれません。急いで作成するとミスも増えますので、時間に余裕をもって作成することをお薦めします。